平成30年度は 文教厚生常任委員会と防災対策特別委員会に所属することになりました。
5月9日 文教厚生委員会の県西部視察があり、
・吉野川市立高越小学校(山川町)
・就労継続支援A型事務所 サポートみらい(山川町)
・東みよし町コミュニティスクール(東みよし町)
での取組を視察してきました。
「高越小学校」は、少子化に伴い10年ほど前から学校再編計画を立て、吉野川市西部に位置する4小学校を統合し、新たに校舎を新築し4月に開校しました。校区が広がったことでスクールバス5台を使い登下校し、現在は1学年1クラス、30人前後の児童数になっています。
また、この学校は子ども園併設型小学校であり、扉一つで子ども園につながっています。さらに子育て支援室や隣地に学童保育もあり、0歳から小学校卒業まで安心して預けられる環境になっています。
この日は6年生が修学旅行に向けて、楽しそうに話し合いをしていました。
少子化が進み、1クラスの児童数が減ることで、子ども一人当たりの先生が接する時間は多くなる面はあるものの、団体行動やスポーツ・文化活動などの制限、複式学級化などを考慮すると、今後県内の多くの地域で学校再編などが進むものと思われます。
今回は子ども園併設型でしたが、小中一貫校なども増えてきているようです。再編により休校になったり、通学時間がかかるなど問題点も多いと思いますが、そこで学ぶ子ども達にとって最良の策を考える必要があると思います。
「サポートみらい」はキョーエイが立ち上げた就労支援事業所であり、キョーエイの「すきとく市」へ出荷する農産物の商品化作業に障がい者雇用を促進しています。
すきとく市へ出荷する農家から、作物の仕分け・袋詰め作業の依頼を受けることで、農家にとっても出荷作業の軽減ができ、障がい者にとっても就労機会の確保ができ、キョーエイにとっても商品供給の強化ができる、三方良しの取組です。
このような農福連携(農業と福祉の連携)はまだまだ始まったばかりですが、農業をはじめ一次産業における人手不足解消と障がい者の雇用促進の観点から、推進できればと考えています。
「東みよし町コミュニティスクール(CS)」は、子育て・教育を学校任せにするのではなく、地域ぐるみで子育て環境整備に取り組むものです。
昨年10月に「学校づくり推進フォーラム」(徳島市)へ、PTA会長として話を聞きに行ったのですが、その時に聞かせていただいた内容で、とても関心がありました。
「学校支援隊」と呼ばれる地域の方々が、「学習」・「安全・「環境」の3部会で小中学校の運営に関わってゆきます。これにより先生の負担も軽減でき、働き方改革にもつながるものです。
小・中学校単体でのCSから中学校校区(中学校1校と小学校2校 など)での広域CSへ発展し、学校と地域更には保護者との連携が広く太くなることが、今後の子育て地域づくりに大切だと思います。