10月26・27日 会派視察研修がありました。

 ・「我が国のがん対策について」 国立がん研究センター

 ・「徳島県の観光の現状と課題について」 (JTB総合研究所 河野氏)

 ・「日本の政治・経済の現状について」 (竹中平蔵氏) 

・「HAGISOの取組みについて」 墨田区谷中銀座

・ まずガン対策については「2人に1人が “がん”になる」「5年生存率は50%を超えている」ことをあまり認識されていない現状であること、「がん患者の就労」など安心して暮らせるよう、“がん対策推進基本計画”が施行されていることを学びました。 がん診療連携拠点病院が都道府県がん診療拠点病院、地域がん診療連携拠点病院など全国に434箇所あり、本県では5箇所の病院があるが、県北・南部における拠点病院がないのが課題のようです。 また本県ではがん検診受診率が低い(33%~ 41%  全国40位前後)のが課題で、受診率の向上はじめ、知識を深めて頂けるよう取り組みたいと思います。

・ 徳島の観光については、様々なデータから、徳島についての認知がまだまだ低いこと、知っていても来県していただいていないこと、宿泊してもらえるような仕組みや夕食メニューがないことなど、沢山の課題を教えていただきました。 少子高齢化やインバウンドの増加などもふまえ、公共交通利用が重要となる中、公共交通機関が発達していない徳島県における観光産業を発展させていくために、レンタカーを借りられる場所や、夕食のメイン食材の開発など、経済委員会の中でもいろんなアイデアを出し、行政として支援できることを議論していこうと思います。

・ 竹中先生の経済の話では、世界的に経済がゆるやかに回復している中で、第4次産業革命の動きに注意しなければいけないことを教えていただきました。「IoT、AI、ロボット、ビックデータ、シェアリングエコノミー」の5つがキーワードになり、急速に半分の仕事が無くなってしまうかもしれません。 AIの分野で日本は少し出遅れたようですが、 「リカレント教育(成人の学び直し)」や「レギュラトリー・サンドボックス(規制の砂場:試験できる特区)」など、世界の大きな流れに乗っていく必要があると教えていただきました。 私も広くアンテナを張り、情報をキャッチできるよう努力しようと思います。

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・ 谷中銀座商店街での「HAGISO」では、古い木造アパート「萩荘」をリノベーションして、 カフェ、アート展示、宿泊所(別のアパートをリノベーション「hanare」)として地域の活 性化を図っていました。街を一つの“家”ととらえ、「HAGISO」が居間となり「hanare」が寝室、街の銭湯が風呂場ということでした。 活動に共感した人から、リノベーションして使って欲しいとの声もあり、少しずつ「街=家」 が賑やかになって行きそうでした。 “もてあます時代・・・使いたおす”   徳島でも沢山の空き家やシャッター街をこうした取り組みで活性化できるよう考えていきたいと思いました。

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HAGISO HP : hagiso.jp