5月8日 経済委員会(県中央部)で
・長尾織布合名会社 (国府町)
・アグリサイエンスゾーン (石井町)
・冨士ファニチア(株) (板野町)
・県立水産研究課 鳴門庁舎 (瀬戸町)
の視察を行いました。

・長尾織布合名会社では、「阿波しじら織り」「藍染め製品」の生産や藍染め体験を通じて伝統工芸品の継承を行っていました。東京オリ・パラのエンブレムで阿波藍が注目される中、藍色に染められた糸から、ずらっと並んだ昔から使われている機械で織り上げられたグラデーションの美しい生地を、もっと全国に・世界にPRしていきたいと思いました。
 
・アグリサイエンスゾーンは、農大跡地に産学官共同で今後の農業を創造していくオープンイノベーションの拠点として整備され、その中核となる「Tファームいしい」「タキイ徳島スマートラボ」を見学しました。まだ始動し始めたばかりですが、県や徳島大学と連携し、地元にあった栽培技術、品種の開発、人材育成に大きく寄与することを願っています。

image

・冨士ファニチアでは従来の積層構造による家具作りに、炭素繊維素材を組み合わせるという新しい技術を取り入れることで、木の質感を生かしつつ、軽量・高弾性・高剛性な家具(椅子)を開発しています。先進技術を取り入れ、試行錯誤しながらその時代、ニーズに合った開発をされており、海外への輸出など今後に期待ができると感じました。

・水産研究所では近年の海水温上昇・栄養塩の低下などによるワカメやスジアオノリの色落ちや生育不良対策として、耐高温性のある品種改良や海上施肥技術の開発などについて見学しました。生育不良は大変深刻であり、品種改良・養殖技術開発などを、徳大や文理大とも連携して行っていることは大変心強く感じました。

image